英国の7月の自動車販売は旺盛なEV需要で急増、業界団体が発表
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英国の7月の自動車販売は旺盛なEV需要で急増、業界団体が発表

Sep 27, 2023

ファイル写真 - 2017年10月24日、イギリス、シアネスのシアネス港の保管場所に駐車されている輸入車。2017年10月24日撮影。ロイター/ピーター・ニコルズ/ファイル写真

8月4日(ロイター) - 英国では60秒ごとに新しいバッテリー式電気自動車が販売され、7月の同国の自動車市場を牽引したと業界団体が金曜発表した一方で、生活費への懸念から来年の成長予測を下方修正した。

自動車製造貿易協会(SMMT)は成長予想を0.7%引き下げ195万1000台とした。

英国のインフレ率は昨年10月に11.1%と41年ぶりの高水準に達したが、他の先進国と比較すると緩やかなペースで緩和している。

SMMTのマイク・ホーズ最高経営責任者(CEO)は声明で、「インフレ、生活費の上昇、来年の市場を左右するゼロエミッション車の義務化などを踏まえ、消費者にはあらゆる購入動機を与える必要がある」と述べた。

英国政府は、来年からメーカーの自動車販売の22%をBEVにしなければならないというゼロエミッション車目標を提案している。

SMMTによると、サプライチェーンの障害が緩和されるにつれ、今年市場は止まらない成長を見せ、7月の生産と納品が増加したという。

「英国の道路を走る電気自動車の増加は著しいが、他の市場を上回り、英国が野心的だが必要な環境目標を達成できるようにするには、さらに加速する必要がある」とSMMTは付け加えた。

業界団体は、7月の納車台数が約88%増加したことを受け、バッテリー式電気自動車が2024年には22.6%の市場シェアを獲得すると予想している。

デロイトの自動車パートナー兼電気自動車部門責任者のジェイミー・ハミルトン氏は、「英国市場に投入されるEVモデルの範囲は、新ブランドが提供するものを含めて増えており、ガソリン車やディーゼル車に乗っている消費者は乗り換えを奨励される可能性がある」と述べた。

先月の登録台数は28%増の14万3,921台となったものの、今年の市場全体はパンデミック前の水準に比べて遅れている。

業界団体は先月、英国が年間100万台以上の自動車生産に戻るにはさらに5年かかる可能性があると述べた。

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